2021年11月
- 2021年11月30日
- 活動記録
先般の衆議院選挙によせて
令和3年10月の衆議院議員選挙はありがとうございました。皆さまにとって、どんな選挙だったでしょうか。きちんと投票にはいかれましたか?
昨今は「政治不信」のお話や「選挙に行かない」などの話をお聞きしますが、やはり今回も同じような状態でした。私としても少し思うところがありますので、こちらに記します。
高度経済成長期などは 右肩上がりの経済で ただただ 良くなろう 創り上げようで良かったのだと思います。実際に物も豊かになり あらゆる事に事足りている人が増えたと思います。
しかし 昨今は誰もが一緒に豊かになれる時代が過ぎ、その網の目から漏れる人が出てきました。他方 物質的豊かさが引き起こす弊害(環境破壊等)にも目が向けられるとともに、いかに良く生きるかを考える岐路に差し掛かってきたのではないでしょうか。
政治や行政に目を向けても、経済成長の上に成り立つ右肩上がりの税収の拡大などは見込めず既存の制度や インフラ他を 必要かどうか見直しながら、いわばスクラップ&ビルドを行う もしくは選択と集中を行うなど、高度な 現状認識や民の意見集約、判断・意思決定、行動・運用が要求されるようになってきたと思います。
政治不信が叫ばれますが、このタイミングでの舵取りが、今までになく必要で、きちんと方向づけをしなければ、夕張市の例にもれず、沈没することもありうる時代であります。投票のしかたも、説明の仕方もアナログで、主張することもよくわからない。選挙って何だろうという疑問を持つ人も多いと思います。しかしながら、翻ってデジタルの力を導入するなどの方法の改善は必ず必要ですが、
市民の中から立候補者が手を挙げ、
やらなければならないことを議論し、
選挙を経て選ばれ、
その方たちが、議論し政治や行政を進める。
時に多数決をもって、物事を決め・ルールをつくる。
一人ひとりが、より良く生きるために。これ以上ましな制度は現状は存在しません。
ほかにより良い制度は、まだないのです。
ですから、少しでも政治に興味を持っていただき、投票にも行ってもらいたいな、と強く思う、衆議院議員選挙から ひと月ほど経った日の夜でございました。