2021年7月
- 2021年07月15日
- 活動記録
「農村集落をデザインする」
加須市は都心から1時間ていどのところにある、都会に近い田舎である。
その立地をいかして、県北の地を「何かしたい人」を応援する地にしたい。
様々な可能性を秘めている中、活動の一つとなっている「農業について」のお話を大野知事に質問してみた。
農業の可能性。
農業はものによっては大変儲かる。
稼いでいくことが可能であることを知ってもらう。
ノウハウも重要だが、育てるものの選択をすることも必要。
観葉植物、多肉植物、新たな園芸種の育苗等
小規模であっても育てるものを間違えなければ十分稼ぐことができる。
・農業をやりたい人、空いている農地のマッチング
・農業をやりたい人、空き家のマッチング
・農業をやりたい人、ノウハウを持つ人とのマッチング
たとえば、この3点をサポート可能な拠点を中心に農村を形成する。
ここにくれば何かヒントがある、相談できる人がいる。
それを仲介できる人がいれば、それが専門家としての仕事になる。
農村の拠点を中心に賑わいが形成され、賑わいによるパワーが畑を通じて広がる。
大規模な農地を分割して利用することも考えられないか?
自分の手と目が届く範囲の、手のひらサイズの農業から大きくしていったり種類を増やしていく。
ITなれした若い人が集まれば、何か工夫をして生産性をあげたり、管理を楽にしたりする方法が編み出せるのではないか。
※ただし目をかける、手をかける必要がある部分はきちんとやる必要がある。
既存の「農業」だけでなく、新しい農業、農村のあり方を受け入れていく体制(精神面も合わせて)が必要になるのではないか。
新しいカタチを提案し、広げていく。
PRしていく必要がある。
また、立地の面から言って昨今のリモートワーク導入の波にのれば。都心で働きながら農業を少しずつ手掛けていくことも不可能ではないと言える。
週に2回、月に4回など通勤する日もありながら、デスクワークの時間を調整し、農業をしていくことは可能であると言える。
また子育てに関しても、都心部よりは保育園、幼稚園に通わせやすくライフワークバランスは取りやすくなるのではないか。
こういった「集落内の小農に対する考え・ビジョン」のもと、行政の論理に合わせて令和3年6月22日 本会議にて登壇し一般質問させていただきました。
※大農に対しての考えは別途お伝えしますね。
国の 国土の長期展望委員会でも集落の無住化は、食料等の生産等で、周辺地域や国全体に悪影響を与える可能性があることが「最終とりまとめ」で指摘されました。農業生産は人と農地があって初めて行えます。農業者と農地を維持するためにも、第一に広大な外のエリアでは、大規模農家に農地を集積することが重要です。広大な集約された、大規模圃場で大農家や農業法人がスマート農業や大型機械を使い稼ぎまくる。
また中のエリア、農村集落内には、大規模農家が引き受けにくい小規模な農地も存在し、このような農地を管理するものがいなければ、農地と多面的機能に数えられる景観が荒廃していくことが懸念され、せっかくの、のどかな環境を失うことになり、人口はますます減少します。昔ながらの農家や農村に住んでみたかった家庭菜園を始める方、小規模ながらも農業を始める方、に集落の中の農地は面倒をみてもらう。集落から一枚目の圃場も同様の扱いで良いかもしれません。
このような集落像はいかがでしょうか。
時がたち、任せていた大規模農家が歳をとり、引退するときには、その集落から次なる受け手を出せる。そんな循環ある集落像をもつべきだと思います。そこで
集落の農地を維持し、集落としての活力を保ち、農家の生活環境を整え農業生産を維持するためにも、農家の子弟が集落内に残る事や農業に理解がある移住者など、多様な住民が農村集落内で農業に関わることが重要と考えるがいかがか。と、農林部長に提案いたしました。
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